南
南條さん (8y2terye)2023/11/27 23:10 (No.989131)削除4年の南條です。秋大会出場の皆さんお疲れ様でした。そして団体戦優勝、王座戦出場おめでとうございます!一晩経って未だ興奮冷めやらぬ中ですが、今大会の振り返りを書きたいと思います。
今年の団体戦は2試合のみの総当たり戦でしたが、そう感じさせないほどの濃密な時間でした。ハイライトを上げるとすれば4年生の貫禄と後輩たちの躍進にあるのではないでしょうか。
山形大学戦では私は5,6,7将で戦う1,2年の実況を行っていました。団体戦恒例の重苦しい空気に正直なところ「5~7将で2枚取れたら万々歳、期待値的には1勝か」などとおこがましくも思っていました。ところが蓋を開ければ5~7将で全勝。結果ももちろんですが、どんな局面でも、さらに局後にも一喜一憂せず勝負の顔を崩さない皆さんに大きな感動を覚えました。
また団体戦に出場されなかった方、惜しくも勝利を逃した方も個人戦ではしっかりと勝利を収めており、将棋の内容にも頼もしさを感じました。
団体戦では同学年の皆さんも激闘を繰り広げ、勝利を届けてくれました。私が入部した時から一緒に活動し、去年の苦渋を共にしたみんながチームの看板として戦う姿には感慨深いものがありました。2年前の秋大会で優勝を目にしたときももちろん嬉しかったですが、当時は先輩方の遠い背中をただ見るばかりでした。今年はまた違った味わいの嬉しさです。団体戦の日程が終わり旅館の部屋に戻るや否や、思わずみんなで喜びと安堵の嘆声を漏らした瞬間は忘れられません。
私個人では弘前大学戦に7将として出場させていただき、工藤さんと対局しました。練習将棋で齊藤君に何度もシバかれてきた戦型になり、用意してきた対策を試みました。これが奏功し序中盤では満足のいく別れとなりましたが終盤の入り口で攻め急ぎ負けてしまいました。方針の定めにくい局面で安易に直接手に逃げようとする自分の弱さが出てしまった上、対抗型持久戦での戦い方のリズムに関する無知さを感じる一局でした。この学年、この棋力で団体戦に座らせてもらった以上、どうしても勝つべき将棋で大きな悔いが残りました。またせめてあと10分、2時間を超えるまでは粘るべきでした。
さて秋大会全体を見渡すと、団体・個人戦含めて私のみ一勝もできていないのです。これはいけません。このままでは王座戦の船から降ろされてしまうと深刻に感じています。残り一か月で将棋がどうにかなるとは思えませんが、団体戦で活躍した同級生に少しでも追いつけるようにしたいです。
自分にとっては本当に最後のチャンスの一か月。
悔いのないように生きます。